投稿

5月, 2018の投稿を表示しています

Xperia は本当に魅力がなくなってしまったのか。

イメージ
最近、インターネット上でXperia はダメになったとか攻めが足りないとか、デザインがランチパックのようで魅力がなくなったとか、劣化したとかまぁ散々な言われようです。 こう言うのって大体声が大きい人が言ってしまうとそれが本当のように感じてしまうのが人の心理。そしてそれが一瞬に広まってしまうのが最近のSNSの怖さのような気もしています。 実際問題、Xperiaは本当にダメになってしまったのでしょうか? 事実としてソニーは過去最高の利益を出しながらXperiaを開発するソニーモバイルはソニー銀行設立メンバーであった十時裕樹氏に社長交代するなど様々な構造改革をしても300億円以上の減損損失を計上。通期で営業赤字です。 国内では安定した人気ですが、それでも最近は若干販売台数を落とし、シャープの猛追によりスマホ2位の座が危うくなってきています。 売上目標を下げても利益を出せるようにすると十時氏は話をされているように、今後も利益を出す事を優先に進めていくと思われます。 十時氏に代わる前、ソニーは次々とソニーの技術をXperiaに投入してガンガンに攻めていました。IFAなどの国際的な大きなイベントではOne Sonyの象徴としてXperiaをbest of sony と表現していた程です。 しかし、あまりに無頓着にモデルや数を出し過ぎ、価格競争に負け、大きな赤字を背負うと言う、VAIOと同じ失敗を繰り返してしまい、路線を急速に変更せざるを得なくなります。 その結果、ハイエンドモデルに集中することになりますが、蓋を開けると、Z4やX Performance などと言った国内のキャリアに寄り添うような不幸なモデルが初めに出てきます。 XZシリーズになってもその流れは続いて、デザインや機能は目立った部分はほとんど変わらず、ソフトウェアにおいてもXperia固有の機能は次々と削られていきました。 利益が出ない状態になるとなかなか冒険ができないのは分かりますが、十時氏時代のXperiaは確実に売れる国内モデルを優先にした利益を出すためのモデルでしかなかったと思います。 その中でライバル端末は複数カメラや18:9のディスプレイ、ノッチデザイン、新世代の顔認証システムなど次々と野心的な機能やデザインをスマートフォンの未来に取り込んで来ます。結果、Xperiaの国際的な競争
ソニーストア