α9 ILCE-9 レビュー

α9を購入してから半年ほど経過しました。α7RⅢが発表され、自分の運用スタイルを考えるとα9よりもα7RⅢを2台にした方が良いと判断し、α9を手放す事にしました。

α9は本当に気に入っていたので、お別れの前に総括的なレビューをお届けしたいと思います。

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α9はメモリー内蔵35mmフルサイズ積層型CMOSイメージセンサーと言う化け物センサーの力で圧倒的な連射とAF性能を兼ね備えたカメラでした。

オートフォーカス性能は普段はマニュアルでしか使わない私でも運動会のシーンではカタログに載っているような写真も簡単に撮れましたし、ものすごく重宝しました。

また秒20コマのブラックアウトフリー連射についても連射を多用しない私ですが、20コマも撮影することによる余裕によって撮れる写真があったように思います。

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たとえば上の写真は超高速で移動する飛行機を連射して、太陽の位置にピタリとあったのを選んだものです。α9は2400万画素ですが、20fpsの連射はこれぐらいの画素数がちょうど良いと思っています。

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スペックだけでなく操作性もα7Ⅱまでと比較して劇的に改善されていました。特に私が気に入っていたのはマルチセレクターです。このマルチセレクターに拡大を割り当てて拡大してAFやマニュアルで調整するのがたまらなくやりやすかったです。

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但し、α9のアイデンティティーとも言える左肩にあるロック機能付きのドライブモードダイヤルとフォーカスモードダイヤルは使いにくかったです。ある程度はこのダイヤルで切り替えができるのですが、例えばタイマーに変更してもタイマーの時間はソフトウェアで切り替えなくてはいけなく、それがまたどこにあるのかなんて覚えていないので撮影中にイライラすることが多々でした。同じようにブラケット撮影でも変更はソフトウェア側でとにかくハードとソフト両方弄る必要があって直感的ではなかったのです。ここが唯一の不満点でした。

その他ファインダーやバッテリー性能などが改善されていますが、特にバッテリー性能は飛躍的に伸びて毎日充電しなければいけない焦りなどは皆無になりました。

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α9で私の撮影スタイルで驚いたのが高感度耐性です。ISO3200ぐらいであれば十分撮影しても問題ないレベルにまでノイズが少なくライトアップ撮影などは物凄く重宝しました。正直この高感度耐性は捨てがたくカタログ上ではスペックが若干下がっているα7RⅢでどこまでα9に近づいているのかが気になっています。

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α9は撮影する快感を更に高めてくれたカメラです。このスペックを2400万画素のフルサイズセンサーで成し遂げているのがα9の全てであり、それを実現できるセンサーが作れるのがソニーだけと言うのが現状このカメラが唯一無二の存在である所以なのだと思います。

しかし、私はそこまでの性能よりも操作性が引き継がれたα7RⅢを選ぶことにしました。ですが早速ブラックアウトフリーなどのα9で満足していた部分との差に若干戸惑ったりしており、やはりα9はズバ抜けていたと実感しています。


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