Xperia X で第三章は始まるのか。

スペインバルセロナで開催されたMWC(モバイル・ワールド・コングレス)でソニーモバイルは Xperia X シリーズを発表しました。

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このXシリーズでソニーモバイルはXperiaシリーズ第三章の幕開けだと言っています。

この言葉を聞いてマジかよ!?と思いました。

と言うのも私はXperia Zが出た時にXperia第二章の始まりだと言っていたからです。デザイン、スペック共にあきらかにZはそれまでのXperiaの路線から異なっており、第二章の予感を感じさせるものでした。

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では今回発表されたXperia X シリーズは本当にソニーモバイルが自らいうように第三章の始まりになり得るのでしょうか?

今回のエントリーはそこに注目して報道やインタビューを読みながら私なりの感想を書いてみようと思います。

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Xperia X は見た目はほとんどZシリーズと変わりません。ただ、シリーズの構成が大きく変わりました。Zシリーズはディスプレイサイズが異なるが、中身の性能はほぼ同じと言う路線でしたが、Xシリーズはディスプレイサイズが同じで性能を変えてくると言う路線に変わっています。

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ハイエンドモデルのXperia X Performance のスペックは確かにSnapdragon 820を搭載していますが、ディスプレイはフルHD止まり、メインメモリは他社では4GBモデルもある中、3GBで極まっている印象はありません。さらに薄さや重さに関してもZ5と比べて重たく分厚くなり、Zまでの路線とは異なっています。

これでは第三章って言ってるだけであかんやつ…になりそうな気分ですが、第三章と言っている本当の意味は実は Xperiaスマートプロダクトと呼ばれるアクセサリー達の事を含めて差すのだと思っています。

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製品化される事が明確なXperia Ear をはじめ、コンセプトモデルのXperia Eye、Xperia Projector、Xperia Agent などはXperia Xを軸として人々の生活を変えようとする試みがあります。

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なんだか今ソニー本体がやっているLife Space UX や昔VAIOが展開していたVAIO GEAR にも通じる部分があり、同じような事やってんなー(何回目?)って気もしないでもありませんが、現状スマホで出来る事に関してはスペック競争はほぼ終わり、頭打ちになっているのは間違いなく、そこを各メーカーが打破しようとしているところのソニーなりの回答なのだと思います。

 

Xperia X Performance Colours

とは言ってもそれが成功してこそ第三章の始まりであり、それが明確にユーザーに伝わってこそだと思います。

自ら第三章と言うのもありですが、第二章と高らかに宣言してあまりパッとしなかったVAIOと同じような歴史を歩んでいるのがどうも気がかりですが、写真やデモを見る限りXperia X かなり良さそうですので、発売は楽しみにしています。特にベゼルのカラーの統一感や背面のヘアライン処理などは今までとは異なる質感でカッコイイ。

そして実際手にして、これは第三章だと感じ取る事が出来るのか?確認したいですね。


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